文化大學機構典藏 CCUR:Item 987654321/29092
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    Title: 視点としての日本語教育学―学際的複合領域研究群の構築に向けて-
    Authors: 宇佐美まゆみ
    Contributors: 中日文化論叢
    Date: 2013-07-30
    Issue Date: 2015-01-08 15:46:45 (UTC+8)
    Abstract: 多くの研究分野において、「学際的研究」「複合領域」ということが言われるようになって久しい。また、「日本語教育学」という言葉が聞かれるようになってからも既に15年以上が経過している。講演者は、10 数年前の1999年に「視点としての日本語教育学」と題した小論で、「日本語教育学とは何か」ということを考察した上で、いわゆる「学」というものを、確立した固定的領域を囲む「枠」としてではなく、常に変化しつつある動的な「視点」として捉える「視点としての学」という考え方を提示した。その後、2009年には「台湾日本語教育研究」国際シンポジウム(宇佐美、2009)にて、また、2011 年には、中国文化大学主催の「中国文化大学日本語・日本文学・日本文化学国際シンポジウム」(宇佐美、2011)にて、視点としての日本語教育学の一例として、ポライトネス理論、ディスコース・ポライトネス理論( 宇佐美、2001a、b、2002)を取り上げ、その内容を紹介するとともに、今後の日本語教育学のあり方について考察した。「日本語教育学」が果たして成立しうるのか否かは、多様な広がりを持つ日本語教育がはらむ「複合領域的課題」と「方法論的課題」をいかに生産的に乗り越えていくことができるかにかかっていると言ってもよいだろう。本講演では、これらの流れを踏まえた上で、改めて、今日的な学際的研究動向とその日本語教育学との関係について俯瞰するとともに、その問題点を探る。最近は、従来からの課題でもあった「日本語教育と(広義の)日本研究との連携の必要性とその課題」が再認識され、議論も活発になってきている( トムソン木下・牧野、2010)。しかし、今日的には、日本語教育と日本語学、日本語教育と日本文学、日本文化学を含む広義の日本研究との連携に加えて、日本語教育学と言語教育学(教授法)との関係、及び、それが日本語学、広義の日本研究とどのように連携していけるのかということが鍵となると言っても過言ではない。これらの連携を日本語教育学という視点で有機的に統合していくためには、日本語教育(学)側のみならず、日本語学、日本文学、日本文化学、日本研究側からの積極的な関心と関与が必須である。これによって、日本語学、日本文学、日本文化学、日本研究が、言語教育学(教授法)を理解・咀嚼し、生産的な役割を分担するとともに、「視点としての日本語教育学」の一構成要素としての「学際的複合領域研究群」を構築していくことができれば、「日本語教育学」が真の意味で確立し、充実すると言えるだろう。それのみならず、日本語教育学と連関する日本語学、言語教育学、そして日本文学、日本文化学、および広義の日本研究も、互いに異なる視点に刺激される形で、それぞれ新たな展開をみせることが可能になるだろう。
    Relation: 中日文化論叢 ; 29 期 (2012 / 07 / 30) , P1 - 10
    Appears in Collections:[Department of Japanese Language and Literature ] Journal of Chinese and Japanese Culture

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